私がよく言っていることですが、ホームページを作るときにデザインばかりにこだわるのは良くありません。

「デザインが良い = 集客できる」とはならないからです。

いくらデザインがかっこいいホームページでも、そのホームページに書かれている内容がよくわからなければ集客できません。
いくらデザインがオシャレなホームページでも、訪問者が知りたいと思っていることが書かれていなければ集客できません。

デザインにこだわりすぎるとシンプルにしすぎたり、全体のバランスのために内容を変えてしまったりしてしまいます。

そうなると、本当に伝えたいことが伝わらなくなってしまう可能性があります。

だから、デザインばかりにこだわるのでなくて、「マーケティング」を意識してホームページを作っていく必要があります。

デザインばかりにこだわるのは良くないが「雰囲気」は重要

ただし、デザインばかりにこだわるのは良くないですが「雰囲気」は重要です。

雰囲気はパッと見たときのホームページの印象です。

なんとなく冷たい感じがしたり、人気(ひとけ)がなかったりすると「冷たい感じの会社なのかなぁ」と感じてしまいます。

例えば、グーグルやヤフーで検索してホームページに訪問した人というのは、そのホームページでしか会社のことを知りません。この段階では実際にお店に行ったことがないわけなので、ホームページでの雰囲気がすべてです。

ホームページでしか会社のことを判断することが出来ないんです。

ですので、「ホームページの雰囲気 = 会社の雰囲気」ということになります。

だから、スタッフの写真が証明写真みたいな写真だったり、殺風景で冷たい感じのホームページだと、「冷たい感じの会社」「対応が悪そうな会社」というイメージがついてしまいます。

逆に、ホームページの雰囲気が明るいホームページだと、「明るい雰囲気の会社」「アットホームな会社」「対応が良さそうな会社」というイメージを持ちます。

社長やスタッフの笑顔の写真が載っていたり、お客様の笑顔の写真が載ってあったりすると、それだけでホームページの雰囲気はガラリとかわります。

ホームページの雰囲気を悪くする良くない例

ホームページを作る際に、下記のようなことをすることはお勧めしません。

無料素材サイトからダウンロードした写真ばかりを使う

無料素材サイトからダウンロードした写真は、使い方によってはホームページのデザインをよくすることができるので、絶対に使ってはいけないという訳ではないです。私も良く使っていますので。

しかし、例えば「お客様の声」のページに、無料素材サイトからダウンロードした写真を使うのは良くありません。「これって実際のお客様の写真じゃないだろ!」と思うホームページを見たことが何度もあります。

こういったところで疑問を感じてしまうと「信頼感」を損なってしまう可能性があります。

「そんなところまで訪問者は見てないでしょ!」と思うかもしれませんが、人というのは「漠然」とそういったことを感じ取るものです。

無料素材サイトは質のいい写真が多くあるので、ついそういった写真ばかりを使ってしまいがちですが、無料素材サイトからダウンロードした写真ばかりを使うのではなく、自分で撮影した写真や、カメラマンに撮影してもらったオリジナルの写真を使うことが大切です。

商品(サービス)がイメージできない写真をデカデカと使っている

こういったホームページはよくあります。

ホームページのファーストビュー(スクロールしなくても見える部分)に、商品と関係ない写真(たとえば、どこかの風景の写真)などを使っている場合などです。

ファーストビューは、ホームページに訪問した人が一番初めに目にするところなので、ここに商品とは関係ない写真(しかも殺風景な写真)を使っていると、冷たい感じのホームページになりますし、伝えたいことが伝わりません。

デザイン的にはカッコいいのかもしれませんが、お客様からするとカッコいいかどうかは関係ありません。(ただし、お客様がデザイン性を求めている商品の場合は別です)

写真がほとんどない

「デザインばかりにこだわるのは良くない」といいましたが、写真が少なく文章ばかりなのもよくありません。

それも「冷たい雰囲気」のホームページになってしまいます。

ですので、やはり「人」の写真を入れたほうがいいですね。

商品を販売するのも商品を買うのも、結局は「人」なので、人の写真が重要です。人の写真が入っているだけで雰囲気は変わります。

なので、社長やスタッフの笑顔の写真を載せてください。

また、お客様の笑顔の写真も載せておくことは大切なので、できるだけ商品を買ってくれたお客様の写真を撮影し、感想も書いてもらうようにしてください。

それをホームページに載せるだけで、ホームページのイメージは良くなります。

パッと見たときの雰囲気が重要

このように、ホームページで集客するには「雰囲気」が重要です。

雰囲気が悪いとお客様は不安になってしまい、他の会社を探してしまいます。

たとえば、同じ商品で同じ料金のものを販売している2つの会社がるとします。

そのような時、「明るくアットホームな雰囲気の会社」と「冷たい雰囲気で対応が悪そうな会社」があったとしたら、お客様はどちらを選ぶでしょうか?

私なら「明るくアットホームな雰囲気の会社」を選びます。多くの人がそうだと思います。

ですので、ホームページに訪問した人は、商品そのものや料金だけを基準に会社を選んでいるのではないということをしっかりと理解してホームページを作ってみてください。