今日はセミナー料金の決め方について解説します。
セミナー講師の立場からではなく、参加者の立場から解説しますので参考になるかと思います。
私は以前、よくセミナーに参加していました。
今はアウトプットに力を入れているので、最近はほとんどセミナーに参加していませんが、セミナーに参加していたころは、開催地域を問わず様々なところで開催しているセミナーに参加しました。
私は岡山在住ですが、岡山で開催されるセミナーだけではなく、大阪、神戸、京都、名古屋、東京、広島、鳥取、福岡など、参加したいセミナーがあれば場所を問わず参加してきました。
ただし、興味のないセミナーは、たとえ地元の岡山で開催していても、参加費が安くても参加しません。
時間の無駄です。
ですが、遠方だろうが、参加費が高かろうが「参加したい!」と思ったセミナーには参加します。
では、「参加したい!」と感じるセミナーと「参加したくない」と感じるセミナーの違いは何でしょうか?
ここからは私の主観ですが、
まず、参加費が1万円未満のセミナーで岡山県内で開催される場合は、興味があるセミナーがあれば、それほど迷うことなく参加していました。
しかし、1万円以上するセミナーの場合は、少し興味があるぐらいでは参加しません。
県外なら尚更です。
で、私が1万円以上のセミナーに参加したときに「なんでこのセミナーに参加したいと思ったんだろう?」と過去の自分を振り返って考えてみました。
すると、2つのことが分かりました。
1万円以上するセミナーに参加した時というのは、次の2つのどちらかに当てはまる時だけです。
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このどちらかに当てはまる時に迷わず参加していました。
“明確な目的”というのは、例えば、
「WordPressでブログを作成する方法を知りたい」
「最新のSEO対策を知りたい」
「LINE@で集客する方法を知りたい」
「セミナーで高額商品を販売する方法を知りたい」
といった感じに「●●を知りたい」「●●を身に付けたい」という明確な目的があるときに、高額なセミナーに参加していました。
たとえば、「LINE@で集客する方法を知りたい」と思っているに、「今すぐLINE@を活用したい人のためのLINE@集客セミナー」というセミナーがあれば、参加したいと思いますよね。
あとは、「この人に会いたい」という時です。
今から5年ぐらい前に、ある有名コンサルタントの講演会に参加しました。書籍を何冊も出版している超有名なコンサルタントです。
そのコンサルタントの生の講演を聞きたいために、私は15,000円の参加費を払い、福岡まで講演を聞きに行きました。
福岡までの交通費と宿泊費を含めると合計5万円ぐらいでしょうか。
5万円払ってでも「この人の講演を聞きたい!」と思ったので参加しました。
ようは、私の場合、
「●●を知りたい」「●●を身に付けたい」という時と、「この人に会いたい」と思ったときは、参加費が高額でも参加していました。
ということは、1万円以上するセミナーに参加者を集めたい場合は、
- セミナーのテーマを絞り、参加者が得ることのできるベネフィットを明確にする。
- 有名な講師を呼ぶ。もしくは自分をブランディングする。
ということが重要になります。
そうでないセミナーは正直、高額な参加費を払ってまで参加しようとは思いませんね。
参加したくないセミナーはどんなセミナー?
私が「参加したくない」と感じるセミナーは次のようなセミナーです。(あくまでも私の主観です)
- 時間が長い
- テーマがバラバラのコラボセミナー
まず、「時間が長い」ということですが、セミナー主催者側が勘違いしているのは、
「時間が長い=お得」だと思っている場合が多いということです。
参加者側からすると、長ければ良いというものではありません。
「時間が長い=時間を確保しないといけない」
「時間が長い=疲れる」
というデメリットもあります。
だから、長くて難しいセミナーよりは、短い時間で重要なことをわかりやすく教えてくれるセミナーのほうが、価値が高いと感じるわけです。
「テーマがバラバラのコラボセミナー」も参加したいとは思いません。
複数の講師が交代で登壇するセミナーです。
主催者側からすると「こんな豪華な講師がたくさん揃っているから絶対におすすめ」と思って開催していると思いますが、参加者側からすると興味がない講師の話まで聞かなくてはいけません。
実際、私はそれが苦痛でした。
テーマが同じならいいのですが、1人目はネットマーケティングの話、2人目は不動産投資の話、3人目はコミュニケーションの話、という感じのテーマがバラバラなセミナーは、目的が明確でないので参加しません。
かくいう私も、恥ずかしながらそのようなセミナーを開催して参加者がほとんど集まらなかったという苦い経験があります。自分が主催しているときは気付かないけど、参加者の立場だと、なぜ参加者が集まらなかったのかが良くわかります。
「いろいろな講師の話が聞けて絶対にお得!」「このセミナーに参加しないのは勿体ない!」と考えているのは主催者側だけで、参加者からすると興味のない話を聞くほど暇ではありません。
ですので、参加費を1万円以上にしたいのであれば、テーマを絞って“明確な目的がある人”を集めるということと、「この人に会いたい」と思えるような有名な人を呼ぶ(もしくは自分をブランディングする)ということが必要かと思います。
今日の記事は、私個人の主観がかなり入っているので参考までに。